雨の日の様子
今年は、平年より19日も早く梅雨入りとなり、雨の降る日が続いていますね。
そんな雨の日のアフタースクールの子ども達は、どのように過ごしているのかというと‥。
女の子の間では、毛糸編みやミサンガ作りがちょっとしたブームになりました。『ミサンガ』は、叶えたい願いを込めて編むので、真剣な顔で作っていました。出来上がると、早速手首や足首に付けて嬉しそうに見せてくれます。どんな願い事を込めたかは教えてくれませんが、(人に教えると叶わなくなるそうなので)「切れるまで付けておくんだよ」と教えてくれました。私も、小、中学生の頃ハマっていたので、何十年経っても心ときめくものは同じなんだなあと懐かしく思う事でした。いつの間にか、玄関付近の壁にも作品が飾られていましたよ。
また、ある日のひとコマ。3年生が1年生に紙芝居を読んであげている姿が見受けられました。ちゃんと絵が見えるようにと、体の向きを考え、速さも考えながら読んでいる姿に「お世話をする側になったんだな」と、3年生の成長を感じとても微笑ましく思いました。こうして学年の枠を超えて過ごせるのも、子ども達にとって良い刺激や学びとなっています。
他には、お絵描きや折り紙、レゴブロックや積み木で個人で思い思いに、また数人で共同で作品を作って過ごしています。時には、試行錯誤の上、絵本まで製作した子もいました。数時間で作り上げるところは、製作意欲と創造力に驚かされます。そして、作品が出来上がると「先生写真撮って〜。」と言って来ます。
他にも、本を読んで過ごしている子ども達もたくさんいます。もともと、アフタースクールの子ども達は進んで読書をしていますが、雨の日が続くと特に本を読む良い時間となっているように思います。アフタースクールに置いてある本を何度も熟読する子、学校の図書室から借りてきた本を読む子もいますが、特に人気なのは、職員が市の図書館から借りてくる真新しい本です。「うわっ、これおもしろそう!」、「おっ、このシリーズ知ってるけど読んだことなかったんだよね。」などと言いながら手に取り、じっくり読む姿が見受けられます。本を読む習慣が身に付いているのはとても良いことなので、この時間も大切にして欲しいと思います。
このように、いろいろと雨の日も思い思いに過ごしていますが、やはり外遊びが大好きな子ども達。ちょっとでも雨があがると、「先生、外に行きたーい!」と言って来ます。梅雨時期の貴重な晴れ間や雨の止んだ間には、思いっきり外遊びを楽しみつつ、これから続く雨の日の室内遊びも工夫して過ごしていけたらと思っています。(文責 白井)