鬼は〜外!福は〜内!

2月3日は節分。ご家庭では豆まきをしたところもあるかと思います。アフタースクールでは、1日早い2月2日に豆まきをしました。

 

《お面作り》

豆まきで使用する鬼のお面は、子ども達と手作り。

厚紙を準備して「自由に鬼の顔を描いていいよ。お面なので、顔につけられるように目の部分は開けてね」とお願いしました。

ピンクや水色、紫のペンや色えんぴつでカラフルな鬼を描き始めた子ども達。

お互いに描いた鬼の顔を確認したり、「ここはこうしたら?」などと、アドバイスをしたり。

作成中は「目の位置はどの辺り?」、「キバも描いちゃおうかな?」、「お面の大きさはこのくらいでいいの?」などと真剣な様子でした。

 

出来上がったお面はこちらです。

 

耳にかける輪ゴムを付ける部分が破れないようにとテープを貼ったり、目の部分も慎重に穴を開けたりと、小学生ならではの工夫を凝らしたお面が出来上がりました。

 

《豆まき当日》

ひとりひとり小袋に自分の名前を書いてもらったら準備OK!

「どうして袋を持たされたの?」と思った子ども達は、「えっ!どんな豆まき?」と不思議そうな顔。

外に豆はまけないので、室内で出来る豆まきを・・・と考え、小袋に入った豆に加えて、数種類のキャンディーやチョコレートも一緒にまくことにしました。そして、『ひろえた物は、持って帰ってお家で食べよう!』という豆まきにしました。

 

ひろうグループ、豆などをまくグループに分かれて自分たちで作った鬼のお面も被って、いざ!!

「おには~そと~!ふくは~うち~!」と豆をまき、キャンディーやチョコレートもまき、ひろう子ども達はキャーキャー言いながら、必死で袋にひろった物を入れてはひろい、入れてはひろい。まき終わると、「はぁ~楽しかった~♪」、「たくさんひろえた!」、「好きなチョコが入ってた!」などと感想を教えてくれました。

本来の節分とはちょっとスタイルは違いますが、古くから伝わる日本の伝統行事を、子ども達と楽しむことが出来ました。子ども達と節分の話をしてみると「イワシの頭を柊の枝にさして玄関に飾ると、鬼が嫌がって来ない」という言い伝えを知っている子もいましたよ。

今年一年、みんなが無病息災で元気に過ごせますように・・・。(文責:上之園、白井)

 

 

 

ある日のアフタースクールの様子

連日寒い日が続いていましたが、ようやく日差しにも力強さが出てきて、暖かくなってきまし

た。季節関係なくいつも元気いっぱいの子供達。

大きな声で「ただいま〜」と言いながら入ってくる姿が見られます。

アフタースクールに帰ってきたら、まずおやつを食べます。

その後は、進んで宿題に取り掛かかります。

4月の頃は、「宿題は終わったの?」と声をかけたり、隣に指導員が座っていな

いと取り組めなかった1年生も、宿題をランドセルから取り出し、空いている机を見つけて移動

します。2年生になる準備はできていて、成長を感じる瞬間でもあります。

宿題が終わったら、

部屋の隅であやとりを楽しんだり。(お部屋の真ん中でしていいんだよ〜)

ドミノの積み木を重ねてみたり。

将棋も人気です。5年生VS2年生で、勝負している風景は微笑ましいです。

兄妹でドミノ作品を作る子もいれば、「バラの形を作ったよ。写真撮って〜」と言ってくる子

もいたり。

 

室内でも楽しむことを忘れません。というのも、

現在、お隣にある保育園が園舎建て替え工事中のため園庭を使用できません。

そのため、室内遊びが中心ですが、子供達はいろんなおもちゃで工夫をして楽しんでいます。

いろんなアイディアを出して遊ぶ姿に成長を感じたり、微笑ましく

感じたり。

はしゃぎすぎて注意されることもありますが、それもまた良し!です。

おうちの人がお迎えに来るまでの時間を、笑いながら、怒られながら

安心してのんびりと過ごせたらいいなぁと思っています。

(おうちの人から連絡があれば、子供が自分で歩いて帰ってもいいんです)

(文責:上之園)

 

 

 

コマ遊びについての話し合い

最近子ども達がハマっているのがコマ回し。コマにひもを巻き付けて勢いよく投げると、うまくコマが回ります。これ、結構難しいのです。でも、室内の広さには限りがあり、「毎日どこで回すか?」ということが問題だったのです。

 

そこで、子ども達と職員も一緒に「どうしたら楽しく遊べるか」ということについて話し合いをしました。1年生から5年生までの男女10人程でしたが、「遊ぶ曜日を決める」、「遊ぶ時間を決める」といった意見が出て、多数決をしたり意見をまとめたりと、とても濃い時間となりました。自分の意見を出すだけでなく、人の意見も聞く、まとめるということは簡単ではありません。

その結果、「いつも積み木で遊んでいる畳のスペースを、曜日で分けてコマも使えるようにする!」ということに決まりました。

「コマは火、木曜日に出来る」と決まりましたが、話し合った日は水曜日!職員が「コマ遊びは出来ない曜日だけどいいの?」と確認すると、みんなで決めたことなのですんなりと納得。コマ遊びがしたくても我慢が出来るようです。

話し合い中、みんなの前で自分の意見を発している時の子ども達の表情は、生き生きしていたり恥ずかしそうだったり。とても成長を感じる話し合いとなりました。

(文責:上之園)

防犯教室を行いました!

12月28日に、鹿児島市の安心安全課の方々にきていただき、「防犯教室」を行いました。街でも子どもへの声掛け事案が増えているという話から、

 

①知らない人から声をかけられたら?(防犯のための合言葉)

②防犯のチカラをクイズ形式でチェックしよう

③家で留守番をしている時に知らない人が訪ねてき来たら?

④防犯ブザーの効果的な取り付け方や緊急事態で使えるか確認しよう

という内容で対応の仕方を教えていただきました。

①防犯のための合言葉

これまで教わってきた防犯のための合言葉は、「いかのおすし」ですが、今回はさらに「きめつのやいば」という新しい合言葉を教えていただきました。

きめ決められた道(通学路)を通る。

☆つつながる。友達や地域の人とつながっておく。そのためには、挨拶をすることが大事。日頃から挨拶を交わしているといざという時にみんなのことを守ってくれる、助けてくれる。

☆の乗らない。車はもちろん、悪い人の誘いや友達からの悪い誘いにものらない。

約束を守る。親や学校との約束はきちんと守る。

生き抜く!命を守る。自分の大事な命を生き抜くために、防犯ブザーを付ける、注意して歩く。いざという時はランドセルなどの荷物は置いて、マスクも外してまずは逃げる!

場所を知る。「こども110番」の場所や、警察、コンビニ、お店など大人がいる場所を事前に知っておく。また、危ない場所や暗い場所なども知っておくと良い。

↑合言葉「きめつのやいば」

 

②防犯についての〇×クイズ(〇→安全。×→危険が伴う)

・ガードレールがある道は?→〇悪い人が連れて行きにくい。

・高い塀のある道は?→×悪い人が隠れやすく周りからも見えにくい。

・公園やお店のトイレは?→×待ち伏せしている人がいるかもしれない。

・帰り着いての玄関前は?→×悪い人が着いて来たり、待ち伏せしている可能性もあるので、「ただいま」と言って素早く玄関を開けて中に入る。

・エレベーターに乗る時は?→×密室で逃げ場がなく危険である。使用する際は、すぐにボタンが押せるようにボタンの近くや壁を背にして立つと良い。

・駐車場や室内駐輪場は?→×車の中や駐輪場で待ち伏せしている可能性がある。

と様々な場所に危険が潜んでいること、それに対応する方法があるということを教わりました。

 

③留守番をしている時

「ひとりで留守番をしている時に悪い人が訪ねてくる」という想定にの動画を視聴しました。子ども達は、玄関のドアを開けようとしている子に「あ~ダメダメ!開けたらダメだよ~!」とスクリーンに向かって叫んでいました。

このような時はどうすれば良い?との質問に、「開けないようにする」、『「玄関に置いておいてください」と言う』、『「お母さんが帰って来てからきてください」と言う』など自分がしている対応の仕方を教えてくれました。

絶対に開けないことはもちろん!本当はいなくても「お母さんではない別の大人(おじいちゃんやおばあちゃんなど)がいるんだけど今は出られなくて・・・」などと言ってみると「大人がいるのか」と諦めて悪い人は帰ることが多い、という対応の仕方を教わりました。

 

④防犯ブザーの効果的な付け方や使い方

当日は、バッグやリュックに防犯ブザーを付けて登所してもらいました。

『効果的な取り付け方』

ランドセルの前の胸の辺りに付ける。学年や年齢、体格によっても違いはあるが、低学年は利き手と反対、高学年は逃げる時の手の振りの勢いを利用して強く引っ張ることが出来るので、利き手側でも良い、ということを教わりました。いずれにしても、自分がブザーのヒモを引っ張りやすい方に付ける事がいざという時に使える!ということです。

実際にブザーを鳴らす練習もしましたが、思っているよりうまくヒモを引っ張ることが出来なかったり、電池が切れそうで音が小さい子もいました。ブザーを忘れた子は「助けてー!」と大声を出す練習もしました。日頃からあいさつで、声を出す練習をしておくといざというときも出しやすいそうです。

教室の最後に3名の子ども達に感想を聞いてみました。

〇勉強になりました。

〇交通安全に気を付けて、人通りの多いところを通ろうと思いました。

〇「きめつのやいば」という新しいフレーズを知る事が出来て良かったです。と発表してくれました。

防犯教室は今回が初めての試みでしたが、子ども達の集中して積極的に参加する姿からも、「防犯意識を高く持っている」ということがわかりました。また、危険予知能力の向上につながることも教わったり、防犯ブザーを見直したりと、気づきのチャンスとなる良い機会にもなりました。

今回教わったことを自分の事として捉え、ひとりひとりが命を守る行動へと繋げていってほしいと思います。ぜひこれを機に、ご家庭でも防犯についお子様と話をされてみてはいかがですか?(文責:白井)