防犯教室を行いました!

12月28日に、鹿児島市の安心安全課の方々にきていただき、「防犯教室」を行いました。街でも子どもへの声掛け事案が増えているという話から、

 

①知らない人から声をかけられたら?(防犯のための合言葉)

②防犯のチカラをクイズ形式でチェックしよう

③家で留守番をしている時に知らない人が訪ねてき来たら?

④防犯ブザーの効果的な取り付け方や緊急事態で使えるか確認しよう

という内容で対応の仕方を教えていただきました。

①防犯のための合言葉

これまで教わってきた防犯のための合言葉は、「いかのおすし」ですが、今回はさらに「きめつのやいば」という新しい合言葉を教えていただきました。

きめ決められた道(通学路)を通る。

☆つつながる。友達や地域の人とつながっておく。そのためには、挨拶をすることが大事。日頃から挨拶を交わしているといざという時にみんなのことを守ってくれる、助けてくれる。

☆の乗らない。車はもちろん、悪い人の誘いや友達からの悪い誘いにものらない。

約束を守る。親や学校との約束はきちんと守る。

生き抜く!命を守る。自分の大事な命を生き抜くために、防犯ブザーを付ける、注意して歩く。いざという時はランドセルなどの荷物は置いて、マスクも外してまずは逃げる!

場所を知る。「こども110番」の場所や、警察、コンビニ、お店など大人がいる場所を事前に知っておく。また、危ない場所や暗い場所なども知っておくと良い。

↑合言葉「きめつのやいば」

 

②防犯についての〇×クイズ(〇→安全。×→危険が伴う)

・ガードレールがある道は?→〇悪い人が連れて行きにくい。

・高い塀のある道は?→×悪い人が隠れやすく周りからも見えにくい。

・公園やお店のトイレは?→×待ち伏せしている人がいるかもしれない。

・帰り着いての玄関前は?→×悪い人が着いて来たり、待ち伏せしている可能性もあるので、「ただいま」と言って素早く玄関を開けて中に入る。

・エレベーターに乗る時は?→×密室で逃げ場がなく危険である。使用する際は、すぐにボタンが押せるようにボタンの近くや壁を背にして立つと良い。

・駐車場や室内駐輪場は?→×車の中や駐輪場で待ち伏せしている可能性がある。

と様々な場所に危険が潜んでいること、それに対応する方法があるということを教わりました。

 

③留守番をしている時

「ひとりで留守番をしている時に悪い人が訪ねてくる」という想定にの動画を視聴しました。子ども達は、玄関のドアを開けようとしている子に「あ~ダメダメ!開けたらダメだよ~!」とスクリーンに向かって叫んでいました。

このような時はどうすれば良い?との質問に、「開けないようにする」、『「玄関に置いておいてください」と言う』、『「お母さんが帰って来てからきてください」と言う』など自分がしている対応の仕方を教えてくれました。

絶対に開けないことはもちろん!本当はいなくても「お母さんではない別の大人(おじいちゃんやおばあちゃんなど)がいるんだけど今は出られなくて・・・」などと言ってみると「大人がいるのか」と諦めて悪い人は帰ることが多い、という対応の仕方を教わりました。

 

④防犯ブザーの効果的な付け方や使い方

当日は、バッグやリュックに防犯ブザーを付けて登所してもらいました。

『効果的な取り付け方』

ランドセルの前の胸の辺りに付ける。学年や年齢、体格によっても違いはあるが、低学年は利き手と反対、高学年は逃げる時の手の振りの勢いを利用して強く引っ張ることが出来るので、利き手側でも良い、ということを教わりました。いずれにしても、自分がブザーのヒモを引っ張りやすい方に付ける事がいざという時に使える!ということです。

実際にブザーを鳴らす練習もしましたが、思っているよりうまくヒモを引っ張ることが出来なかったり、電池が切れそうで音が小さい子もいました。ブザーを忘れた子は「助けてー!」と大声を出す練習もしました。日頃からあいさつで、声を出す練習をしておくといざというときも出しやすいそうです。

教室の最後に3名の子ども達に感想を聞いてみました。

〇勉強になりました。

〇交通安全に気を付けて、人通りの多いところを通ろうと思いました。

〇「きめつのやいば」という新しいフレーズを知る事が出来て良かったです。と発表してくれました。

防犯教室は今回が初めての試みでしたが、子ども達の集中して積極的に参加する姿からも、「防犯意識を高く持っている」ということがわかりました。また、危険予知能力の向上につながることも教わったり、防犯ブザーを見直したりと、気づきのチャンスとなる良い機会にもなりました。

今回教わったことを自分の事として捉え、ひとりひとりが命を守る行動へと繋げていってほしいと思います。ぜひこれを機に、ご家庭でも防犯についお子様と話をされてみてはいかがですか?(文責:白井)