交流会〜豚汁作り、体を動かそう〜

12月26日に保育園の卒園児、年長児との交流会に参加しました。自分達で豚汁を作って、保育園園庭で玉入れや鬼ごっこ、ドッジボール等で体を動かし、最後は作った豚汁とおにぎりを食べながら、話は弾み子ども達の仲も深まり、楽しい時間となりました。

 

豚汁作りでは、切り方の名前を低学年が高学年に、意味合いなど教えてもらいながら切る場面も。

『イチョウ切りって?』

『イチョウの葉っぱの形に似た切り方だから、イチョウ切りって言うんだよ』

『そうなんだ〜。』

学びになったようです!

そして、牛蒡を切るときには全員が初めての『牛蒡の笹がき』を体験。

『鉛筆削るみたいにね〜』

と支援員から教えてもらい、初めは危なっかしい手つきもすぐにコツを掴み、キレイな笹がきになっていました。

 

 

園庭では、子ども達から提案された遊びを実施。玉入れ・綱引きは2グループに分かれて対決。ゲームとは言え、子ども達も勝負には真剣。負けてしまうと落ち込む様子を見せる1年生もチラホラ。すると、高学年が

『これは、遊びなんだから』

『勝負だから仕方ない』

など、励ましたり気持ちの切り替えを促す、言葉かけをしてくれていました。

最後はドッジボール。得意な4年生も、相手が1年生や年長児という事もあり、投げ方や強さを考慮してくれ、みんなが楽しめることが出来ていました。

 

体を思いきり動かした後は、みんなで作った豚汁を実食。美味しい食事に話も弾み、食欲も増し、沢山おかわりしてくれました。やっぱり、自分達で作ったものは美味しさも格別のようです。

 

今年度、2回目の交流会。子ども同士の距離感も近くなったように感じます。これからも、この距離感を保ちながら、遊びや活動・空間を共有していけるようにして、楽しんでいきたいと思います。(文責:中江)

シール探しゲーム

先日、雨が降った土曜日の午後にシール探しゲームを行いました。

床や壁、テーブルの脚や裏側まで使って行い、普段見ない所までよく観察して探してもらうことで、一人ひとりの注意深く物を見る力をふんだんに発揮してもらいました。後半はチーム戦で行い、隠すチームと見つけるチームで別れての対戦。時折ヒートアップしてしまうこともありましたが、相手に見つからないようにどこに隠すか相談したり届かない時に背の高い上級生にお願いをしたりする姿を見て自然と協力して頑張っていました。

 

雨の降る中、いつもだったら隣接する保育園の園庭に行く時間も室内で過ごすことに。

それならちょっとしたゲームを…と思い、シール探しゲームを行うことにしました。

 

必要な道具は数色のビニールテープだけ。四角く切って近くの壁や床や置いてあるものに貼るだけ、というとってもシンプルな遊びです。

ルールは「置いてあるものを動かさない=触ったり見る角度を変えたりして探す」です。

いろいろな色のテープを切ってもらいました。

 

第1ゲームは職員が隠す役になって、まず床に貼ってきます。

テーブルの横や棚の隅に隠すだけなので、これはすぐに見つけることができました。制限時間を3分設けていましたがあっという間に見つけてしまい、「なんだ、簡単じゃーん」という子ども達。

床を触りながら発見していきます。

 

それならということで、第2ゲームは壁やテーブルの脚、棚の側面に貼っていきます。

先程は余裕の表情だった子達も見る角度が変わるだけで少し難しい様子。

特に同じような色をした場所に貼ってあるものに関しては凄く近くにいるのに「どこー⁉」と困惑した表情で制限時間いっぱい使ってようやく見つけていました。

 

そして第3ゲーム。今度はテーブルの裏や階段の裏など、普段は目を向けない場所に貼っていきます。

動かしてはいけないルールなので、自分の身体を動かしてのぞき込むしかありません。

「あ~○○君の探し方いいなぁ」なんていうと全員一斉にしゃがみ込み、いつもはしないであろう姿で一生懸命探し出します(素直ですね☆)

結局制限時間いっぱいになっても見つからず、職員から答えを聞くと悔しそうな顔をしていました。

 

そんな中、今度は子ども達から「自分達も隠したい!」という意見が出たので、チーム戦にして『隠す、見つける』をしてもらいました。

自分達がさっき経験したことを基に、相手にいかに見つからないかを考えながら隠しますが、飾り棚の上や張り紙の裏など絶対に見つからない場所に隠そうとするので「それじゃあ分からないよ」というと、しばらく考えて相談した結果、『半分見えるようにして隠す』ことに決めたようでした。

 

また、上の方に隠しているのは小さな1年生では届きません。そんな時はどうするのかな、と見ていると、自然と背の高い上級生の子を呼んで「○○ちゃんが取って」とお願いしていました。チーム内での役割をしっかりと理解した連係プレーでしたよ。

届かない所は高学年の子にお願い!

 

結局、おやつと掃除を挟んで2回目を行い、計2時間ほどこのゲームを楽しみました!子ども達の興味・関心・集中力には脱帽ですね。

 

ただ遊ぶだけでなく、今回のような子ども達からの発言を受けて遊びを変化させたり、相手のことを考えた行動や協力して取り組んでいけたりするような遊びをこれからもどんどん行っていけたらと思います。

 

アフタースクール錦ヶ丘

文責:今屋