いよいよこども達が楽しみにしていた夏休みが始まりました。41日という長い休みとなりますが、前半のこども達の様子をお伝えします。
「当番」
連日40人前後のこども達が登所してくるので、こども達にも協力してもらおうと今回初の試みで「当番制」で一日を過ごすことにしました。学校でいう日直と同じ役目です。毎日、異学年4,5人ずつで当番をしています。
〇朝の会の司会、進行
〇そうじ場所の振り分け
〇給食の準備、片付け
〇外遊びに行く際の先導と人数確認
〇片付けや準備の声掛け
などいろいろと役割があります。登所すると進んで動いてくれる子もいれば、司会を恥ずかしそうにしている子、号令をかけることをためらっている子などそれぞれありますが、協力しながら頑張っている姿が見受けられます。特に給食後のお皿の片付けは、当番でない子も手伝いに入ってくれて、自主性の育ちに感心します。「ありがとう,とっても助かるよ。」と感謝を伝えると、ニッコリ、得意げです。全員一巡して2回目に突入しましたが、変わらず当番の仕事を頑張ってくれています。
「製作活動」
7月29日にボタンアクセサリー作り、8月5日にプラ板作りをしました。どちらも希望者のみのでしたが、始めは「やらない!」と言っていた子も、製作しているのを見て、「やっぱりやりたいです。」と言ってきて、ほとんどのこども達が参加しました。自分のために作る子もいましたが、弟や妹、家族にプレゼントする!という子も多く、あげる人の好みや好きなキャラクターを考え、あげた時の喜んだ顔を想像しながら作っていました。特にプラ板は、細かく上手に絵が描けていても、トースターでの焼き具合で出来が変わってくるので、「上手に焼けますように・・・」とトースターの前で祈りながら中を覗いている姿が多く見られて、遊びの一環とはいえみんな真剣そのものでした。そして、出来上がりを見たときの嬉しそうな顔!とっても可愛らしかったです。早速、ボタンアクセサリーは髪を結んだり、腕に付けたり、プラ板もチェーンを付けて筆箱に付けたり、リュックに付けたりしていました。翌日、作った物を家族にあげて「喜んでくれたよ」と反応も教えてくれました。
「防犯教室、避難訓練」
7月28日に防犯教室、8月6日に避難訓練(火事)を実施しました。
防犯教室では、「いかのおすし」の標語の確認をし、戸外で声をかけられた子のフリップを見せて、どのように行動したらいいのかを考えました。対処方として
〇「児童クラブに行くので行けません」と伝える。
〇防犯ブザーを鳴らして逃げる。
〇お店の人や近くを歩いている人に「知らない人が付いてきている」と伝える。
〇交番に行く。
という声があがりました。また、アフタースクールや家庭に帰った時や、アフタースクール前で不審者に遭遇したらどうするか?という事についても意見を出してもらいました。「アフタースクールと、あえて明確な名前を言わない」、「個人情報を教えない」という意見も出てきて、こども達の防犯意識の高さに感心させられました。長期休みは、家でお留守番をする機会や出掛ける機会も増えるので、今回の防犯教室が活かされればと思います。
また、今回の避難訓練はキッチンの「冷蔵庫の漏電による火災発生」という想定で訓練をしました。朝の会で事前に知らせていたこともあり、パニックになることもなく避難をすることが出来ました。普段から実際の避難の仕方や避難場所を把握し、本当に火事になった時に「命を守る行動」をとれるようにしておくことが重要だ、ということを認識する良い訓練となりました。
「朝の活動の様子」
午前中は、学習と外遊びの2グループに分かれて45分ずつ活動しています。学習では、学校の宿題やドリルをしたり、作文に取り組む子もいます。外では、砂場で水路を作って水を流し壮大な遊びに発展させたり、一輪車の練習に励んだり、虫取りに走り回ったりと汗をいっぱいかきながら思い思いに楽しんでいます。暑い日が続き、外での活動が制限されるなかではありますが、今後も熱中症に気を付けながら外遊びの活動も取り入れていきたいと思います。(文責:白井)