アフタースクールでは、長期休暇や時間のある時に子ども達全員でアフタースクール内外の掃除を行なっています。自分達が任された場所を時間いっぱい綺麗にする子ども達。本当に見ていて清々しいものがあります。
夏休み期間は、特に一日の時間も長く、午後のおやつの後に掃除をすることが子ども達との話し合いで決まっていました。
例えば、掃除の場所は
室内・・・『掃除機をかける、洗面台を洗う、トイレを磨く』
室外・・・『靴箱を掃く、駐車場の草を抜く、プランターの草花に水をかける』
といったことがあります。
まず掃除を行う前に、午後の会で誰がどこを担当するのかの話し合いタイム。
自分で決めた場所で一生懸命取り組んでもらいたいので、それぞれ掃除をしたい場所に手を挙げて立候補してもらいます。子ども達の中にも好みの掃除場所があるようで、多い時には一つの場所に5~6人の希望者が集まることも!
そういった時には、すぐ大人が介入するのではなく、ある程度自分達で話し合ってどうするかを決めてもらいます。
でも大体の子は今までの経験の中で解決する方法を知っているので、
「やったことない人にさせてあげたら?」という意見や
「この前やったから別の所でもいい」という変更を申し出てくれる子も出てきます。
子ども達自身に考えてもらい、話し合いや譲り合いで結論を出してもらうことで、『大人が言うからする』という受け身な行動ではなく、『自分達で決めた所を納得した上で取り組む』といった自発的、主体的な行動に繋がります。実際、その方が何倍もしっかり丁寧にしてくれます。
一方で、同じ場所を掃除したい気持ちから学年で固まってしまうこともありました。しかし、そうなると掃除の仕方がまだ分からない一年生達がどうすればいいのか戸惑ってしまうので、時折“上級生&一年生”でペアやグループにして「やり方を教えてあげて」とお願いすることもありました。
最初は「えー」とか「教えるのは…」といった意見が目立つ上級生たち。
「まあまあ、よろしく頼むよ」
とお願いしつつ始めてもらうと…道具の使い方や順序などを結構細かく教えて、テキパキと動いてくれるんです!
今年度からアフタースクールに携わることになった私は、昨年度から引き継がれているであろうこの姿に驚き、本当に感心しました。
時には教えるのに熱が入りすぎて「そうじゃないってー💦」という声が聞こえてくることもありますが、それほどまでに意欲的、かつ、一生懸命取り組んでいることをとても嬉しく思います。上級生の熱心な教えを受ける一年生の子達も、「ここは、どうすればいいの?」と一つ一つの場所を確認しながら隅々まで綺麗にしてくれていました。みんなありがとう!
4月からのブログでもお伝えしている部分はありますが、
今年度のアフタースクールは
『上級生と下級生での助け合い』
『相手の様子や状況を見て考える、行動する』
『自分達の力を使って、やりたいことに意欲的に取り組む』など
周囲の人と話し合ったり協力し合ったりして達成するということを目標に掲げています。
もちろんこれだけの人数がいて、学年も違うので、一朝一夕にはできません。
しかし、同じ空間で時間を共にすることで少しずつ、その雰囲気や流れを共有できているように思います。
さあ!今度は秋冬に向けて何をしようかと考え中です。
楽しいこと、たくさんするぞー!!
アフタースクール錦ヶ丘 今屋