食品ロスについて考えました

最近、新聞やテレビなどのメディアでもよく耳にするようになった「SDGs」や「食品ロス」と言う言葉。アフタースクールでは、そういったことにも興味や関心を持ってもらおうと、まふぃんとともに米作りを進めています。その予習として、「食品ロス」について子ども達と話し合いをしました。

 

そもそも「食品ロス」とはどういう意味なのか?と聞いてみると、低学年の子ども達は「わからない、知らないなあ。」と返ってきました。するとさすが高学年!「ロス」と言う言葉の意味を「残すこと、無駄にすること、食べ物を粗末にすること」と教えてくれました。

それを踏まえて、今自分たちができる事は何か?と言うことについても意見を出し合いました。

○ ちゃんと全部食べる。

○ 少し減らして食べきれる量だけつぐ。

○  頑張って食べきる。

○ アフリカに送る。(飢餓や食糧難で苦しんでいる人のために)

○ 味変にする。

○ 嫌いなものもがんばって食べる。

と、子ども達一人一人が考え、様々な意見を出してくれました。

その出し合った意見を書いた紙を貼っていると、いつの間にか意見が増えていたり、思いついたことが書き加えてあったりと、食品ロスに関して意識が高まってきたかな?と感じることができました。さらに、飲み切れないお茶を捨てようとしたり、食べきれずにおやつや軽食を残そうとする子に「それは食品ロスだよ、気をつけて!」と声をかけていたことに感心しました。子ども達の中に、この「食品ロス」と言う言葉が入っていて、意識し始めていることに新たな成長を感じました。

また、ある日の午後。給食でご飯を炊いた時のこと。思った以上にご飯が残り、職員同士でどうしようか…と考えて3時のおやつを「おにぎり」にすることを提案してみました。すると「自分たちで作りたい!」と1、2年生の女子を中心におにぎり作りが始まりました。「何してるの〜。」と数人ずつ参加者が増え、出来上がったおにぎりは一口大のおにぎりですが、なんと73個!3時のおやつに1人2個ずつ食べることが出来ました。お菓子もいいけど、自分達で作ったおにぎりはまた一段とおいしかったようです。これも立派な食品ロスに対する行動のひとつですよね。

このように、私たちの生活の中に密接に関わってくる食品ロスの問題ですが、私達大人も将来を担う子ども達のために、そして未来の地球のために、今できることをできることから意識して取り組んでいこうと思います。そして、この意識を持って「お米作り」にもチャレンジしています。その様子もお楽しみに。

 

 

 

 

 

 

 

 

雨の日の様子

今年は、平年より19日も早く梅雨入りとなり、雨の降る日が続いていますね。

そんな雨の日のアフタースクールの子ども達は、どのように過ごしているのかというと‥。

 

女の子の間では、毛糸編みやミサンガ作りがちょっとしたブームになりました。『ミサンガ』は、叶えたい願いを込めて編むので、真剣な顔で作っていました。出来上がると、早速手首や足首に付けて嬉しそうに見せてくれます。どんな願い事を込めたかは教えてくれませんが、(人に教えると叶わなくなるそうなので)「切れるまで付けておくんだよ」と教えてくれました。私も、小、中学生の頃ハマっていたので、何十年経っても心ときめくものは同じなんだなあと懐かしく思う事でした。いつの間にか、玄関付近の壁にも作品が飾られていましたよ。

 

また、ある日のひとコマ。3年生が1年生に紙芝居を読んであげている姿が見受けられました。ちゃんと絵が見えるようにと、体の向きを考え、速さも考えながら読んでいる姿に「お世話をする側になったんだな」と、3年生の成長を感じとても微笑ましく思いました。こうして学年の枠を超えて過ごせるのも、子ども達にとって良い刺激や学びとなっています。

 

他には、お絵描きや折り紙、レゴブロックや積み木で個人で思い思いに、また数人で共同で作品を作って過ごしています。時には、試行錯誤の上、絵本まで製作した子もいました。数時間で作り上げるところは、製作意欲と創造力に驚かされます。そして、作品が出来上がると「先生写真撮って〜。」と言って来ます。

 

 

他にも、本を読んで過ごしている子ども達もたくさんいます。もともと、アフタースクールの子ども達は進んで読書をしていますが、雨の日が続くと特に本を読む良い時間となっているように思います。アフタースクールに置いてある本を何度も熟読する子、学校の図書室から借りてきた本を読む子もいますが、特に人気なのは、職員が市の図書館から借りてくる真新しい本です。「うわっ、これおもしろそう!」、「おっ、このシリーズ知ってるけど読んだことなかったんだよね。」などと言いながら手に取り、じっくり読む姿が見受けられます。本を読む習慣が身に付いているのはとても良いことなので、この時間も大切にして欲しいと思います。

 

このように、いろいろと雨の日も思い思いに過ごしていますが、やはり外遊びが大好きな子ども達。ちょっとでも雨があがると、「先生、外に行きたーい!」と言って来ます。梅雨時期の貴重な晴れ間や雨の止んだ間には、思いっきり外遊びを楽しみつつ、これから続く雨の日の室内遊びも工夫して過ごしていけたらと思っています。(文責 白井)