コマ遊びについての話し合い

最近子ども達がハマっているのがコマ回し。コマにひもを巻き付けて勢いよく投げると、うまくコマが回ります。これ、結構難しいのです。でも、室内の広さには限りがあり、「毎日どこで回すか?」ということが問題だったのです。

 

そこで、子ども達と職員も一緒に「どうしたら楽しく遊べるか」ということについて話し合いをしました。1年生から5年生までの男女10人程でしたが、「遊ぶ曜日を決める」、「遊ぶ時間を決める」といった意見が出て、多数決をしたり意見をまとめたりと、とても濃い時間となりました。自分の意見を出すだけでなく、人の意見も聞く、まとめるということは簡単ではありません。

その結果、「いつも積み木で遊んでいる畳のスペースを、曜日で分けてコマも使えるようにする!」ということに決まりました。

「コマは火、木曜日に出来る」と決まりましたが、話し合った日は水曜日!職員が「コマ遊びは出来ない曜日だけどいいの?」と確認すると、みんなで決めたことなのですんなりと納得。コマ遊びがしたくても我慢が出来るようです。

話し合い中、みんなの前で自分の意見を発している時の子ども達の表情は、生き生きしていたり恥ずかしそうだったり。とても成長を感じる話し合いとなりました。

(文責:上之園)

防犯教室を行いました!

12月28日に、鹿児島市の安心安全課の方々にきていただき、「防犯教室」を行いました。街でも子どもへの声掛け事案が増えているという話から、

 

①知らない人から声をかけられたら?(防犯のための合言葉)

②防犯のチカラをクイズ形式でチェックしよう

③家で留守番をしている時に知らない人が訪ねてき来たら?

④防犯ブザーの効果的な取り付け方や緊急事態で使えるか確認しよう

という内容で対応の仕方を教えていただきました。

①防犯のための合言葉

これまで教わってきた防犯のための合言葉は、「いかのおすし」ですが、今回はさらに「きめつのやいば」という新しい合言葉を教えていただきました。

きめ決められた道(通学路)を通る。

☆つつながる。友達や地域の人とつながっておく。そのためには、挨拶をすることが大事。日頃から挨拶を交わしているといざという時にみんなのことを守ってくれる、助けてくれる。

☆の乗らない。車はもちろん、悪い人の誘いや友達からの悪い誘いにものらない。

約束を守る。親や学校との約束はきちんと守る。

生き抜く!命を守る。自分の大事な命を生き抜くために、防犯ブザーを付ける、注意して歩く。いざという時はランドセルなどの荷物は置いて、マスクも外してまずは逃げる!

場所を知る。「こども110番」の場所や、警察、コンビニ、お店など大人がいる場所を事前に知っておく。また、危ない場所や暗い場所なども知っておくと良い。

↑合言葉「きめつのやいば」

 

②防犯についての〇×クイズ(〇→安全。×→危険が伴う)

・ガードレールがある道は?→〇悪い人が連れて行きにくい。

・高い塀のある道は?→×悪い人が隠れやすく周りからも見えにくい。

・公園やお店のトイレは?→×待ち伏せしている人がいるかもしれない。

・帰り着いての玄関前は?→×悪い人が着いて来たり、待ち伏せしている可能性もあるので、「ただいま」と言って素早く玄関を開けて中に入る。

・エレベーターに乗る時は?→×密室で逃げ場がなく危険である。使用する際は、すぐにボタンが押せるようにボタンの近くや壁を背にして立つと良い。

・駐車場や室内駐輪場は?→×車の中や駐輪場で待ち伏せしている可能性がある。

と様々な場所に危険が潜んでいること、それに対応する方法があるということを教わりました。

 

③留守番をしている時

「ひとりで留守番をしている時に悪い人が訪ねてくる」という想定にの動画を視聴しました。子ども達は、玄関のドアを開けようとしている子に「あ~ダメダメ!開けたらダメだよ~!」とスクリーンに向かって叫んでいました。

このような時はどうすれば良い?との質問に、「開けないようにする」、『「玄関に置いておいてください」と言う』、『「お母さんが帰って来てからきてください」と言う』など自分がしている対応の仕方を教えてくれました。

絶対に開けないことはもちろん!本当はいなくても「お母さんではない別の大人(おじいちゃんやおばあちゃんなど)がいるんだけど今は出られなくて・・・」などと言ってみると「大人がいるのか」と諦めて悪い人は帰ることが多い、という対応の仕方を教わりました。

 

④防犯ブザーの効果的な付け方や使い方

当日は、バッグやリュックに防犯ブザーを付けて登所してもらいました。

『効果的な取り付け方』

ランドセルの前の胸の辺りに付ける。学年や年齢、体格によっても違いはあるが、低学年は利き手と反対、高学年は逃げる時の手の振りの勢いを利用して強く引っ張ることが出来るので、利き手側でも良い、ということを教わりました。いずれにしても、自分がブザーのヒモを引っ張りやすい方に付ける事がいざという時に使える!ということです。

実際にブザーを鳴らす練習もしましたが、思っているよりうまくヒモを引っ張ることが出来なかったり、電池が切れそうで音が小さい子もいました。ブザーを忘れた子は「助けてー!」と大声を出す練習もしました。日頃からあいさつで、声を出す練習をしておくといざというときも出しやすいそうです。

教室の最後に3名の子ども達に感想を聞いてみました。

〇勉強になりました。

〇交通安全に気を付けて、人通りの多いところを通ろうと思いました。

〇「きめつのやいば」という新しいフレーズを知る事が出来て良かったです。と発表してくれました。

防犯教室は今回が初めての試みでしたが、子ども達の集中して積極的に参加する姿からも、「防犯意識を高く持っている」ということがわかりました。また、危険予知能力の向上につながることも教わったり、防犯ブザーを見直したりと、気づきのチャンスとなる良い機会にもなりました。

今回教わったことを自分の事として捉え、ひとりひとりが命を守る行動へと繋げていってほしいと思います。ぜひこれを機に、ご家庭でも防犯についお子様と話をされてみてはいかがですか?(文責:白井)

 

 

 

 

 

盛り上がったクリスマス

12月24日、学校は2学期の終業式。長いと思っていた2学期も終わり、楽しみにしているクリスマスがやって来ます。子ども達はうきうきでアフタースクールに帰って来ました。

この日の3時のおやつは、いつもより少しだけ豪華に!近くのケーキ屋さんにご協力いただき「マフィン」を準備しました。3種類用意した紙ナプキンから一人一人好きなデザインの物を選び、その上でマフィンをデコレーションしました。

まずは、クリーム。自分でデコレーションするのは初めての子も多く、グルグル巻いてクリームを乗せることがなかなか難しい様でした。「難し~い!」「出来な~い!」と言いながらもチャレンジ。職員の手も借りながらマフィンの上に乗せていきました。

次に、チョコレートチップで飾り付けです。カラフルな物や、ハートや星型になっている物、クランチチョコなどを各テーブルに用意し、乗せたい物を選んでクリームの上に散らしていきました。そして、いよいよ出来上がったマフィンをいただくことに・・・

自分で食べたい物を食べたい分だけ乗せてデコレーションしたマフィン♪食べている時のそれはそれは嬉しそうな顔。「クリーム乗せすぎたー!」、「手がクリームでベタベタだー!」などと言いながらも、おいしくて追いクリームや追いチョコをして楽しみました。みんなでわいわい言いながら盛り上がったクリスマスパーティーとなりました。(文責:白井)

楽しみなクリスマス♪

2021年も、残すところ後わずかとなりました・・・

いよいよ、子ども達が楽しみにしているクリスマスがやってきます⭐️

今回は、子ども達と一緒にした「部屋の飾り付け」の様子をお伝えします。

12月始め、子ども達にクリスマスを楽しんでもらおうと「クリスマスの飾りを作ろう!」と提案してみました。製作好きな子ども達は「やりた〜い、作る、作る!」と提案にのり、色画用紙や折り紙、カラフルなストローなどを使って、「雪だるま」や」「星」、「ツリー」など思い思いの飾りを作りました。「雪だるま」ひとつ見ても、白だけではなくカラフルな物から、毛糸のマフラーを巻いている物、ネコに見立てた物など、個性溢れるとってもかわいらしい、ステキな飾りが出来上がりました。

 

出来上がった飾りは、室内の窓ガラスに緑の色画用紙で作った大きなツリーを貼り、そこに飾り付けをしていくことにしました。また、子ども達のアイデアで、玄関の窓ガラスにも飾ることにしました。すると、一気にクリスマスムードが高まりました!

 

↑『かわいらしツリーの完成です!』

 

 

 

作っている最中も、サンタさんにお願いする物を言い合ったり、どんなケーキを食べるのか教えあったりと、クリスマスの話題で盛り上がりました。

↑『職員のKさん作のステキな“リース“も出来上がりました!』

 

イブの日には、いつもより少し特別なお菓子を食べながら、アフタースクールでの「クリスマスパーティ」を楽しみたいと思っています。

子ども達にとってステキな1日となりますように・・・♪(文責:白井)

 

新米を食べました!

♪森の鎮守の神様の〜♪

という歌声がどこからともなく聞こえてくるような気がして、心がワクワクする黄金色の一面の田んぼ…アフタースクールで育てたお米の作業もいよいよ大詰めを迎えました。

稲刈り、かけ干し、脱穀と進めてきて、次は『もみすり』と『精米』です。

 

《もみすりの方法》

①金ザルにもみ米を入れる。

②すりこぎやソフトボールを使ってザルにゴリゴリこすりつける。

 

↑なかなか根気のいる作業です。

 

《精米の方法》

①ビン(コップ)の中に玄米を入れ、すりこぎ棒で上下につく。

②ぬかが取れて底に溜まってくる。

もみすりをして精米までしたらおいしいお米が食べられる!でも、なかなか思うようにもみ殻が取れません。もみの取れたお米は、一粒一粒お箸でつまんでお皿に入れていきます。気の遠くなるような地道な作業ですが、子ども達は粘り強く頑張りました。昔の人は、本当に偉かったと改めて感心させられました。

 

結局、最後は「コメ太郎」にお世話になり、3、5合のお米が精米出来ました。全てのことに感謝、感謝!

その大事なお米を炊き、小さなラップに一口サイズのおにぎりにしておやつに食べてみることにしました。小さなおにぎりを不思議そうに眺める子、一口でパフッと頬張る子、もっと食べたかったとおねだりする子など反応は様々でしたが、食べ終わったらみんな笑顔でいっぱいになりました。

来年も子供達の笑顔と共に実りの秋を楽しみに、そして今年の経験を生かしてさらにおいしいお米ができるように、チャレンジは続きます。

(文責:垣花、白井)

 

 

 

実りの秋に稲刈りへ行ってきました!

実りの秋を迎え、収穫シーズン真っ盛りの中、元気に稲刈りを行いました。

田んぼに到着し、ずっしりと実って黄金色に輝く綺麗な稲に大興奮。

いつも田んぼお世話をしてくれている脇黒丸先生からかまの使い方、刈った稲を藁で縛る縛り方を教わります。「稲の根元を持ってかまをぐっと手前に引くんだよ。」コツを教えていただき稲刈りに挑戦しました。

先生とかまを持ちもう片方の手で稲を握りざくざくと切ると「ドキドキするよ」「お米がたくさんついてる」「上手に出来るかな」「硬くて難しいよ」多くのことを全身で感じながら収穫の喜びを味わいました。

刈り取った後は「どんな匂いがするのかな」と切り口を嗅いだり「これでお茶碗何配分かな」刈った稲を縛る作業ではばらけないようにしっかりと縛ります。

稲穂に実った米粒を数えたり、じっくりと観察を楽しみました。

田畑に散らばる穂を拾い集める落穂拾いも積極的に行います。「こんなに落ちてたよ」「もったいないよね」「上手にできたよ」と笑顔で呟いていました。「稲刈り面白かったな」「少しずつ上手になって楽しかった」自分達の手で収穫する喜びを感じ、達成感に満ちて子供達の笑顔も黄金色にキラキラと輝いていました。(文責 郡山)

アフタースクールのお米の様子

秋も深まり、6月から育ててきたアフタースクールのお米もいよいよ収穫の時期を迎えました。

9月末から2度に分けて稲刈りをし、刈った稲を1週間ほど干し脱穀まで終わりました。どの作業も初めてのことばかり。やり方も手順も手探り状態でしたが、インターネットで調べたり、経験のある職員に聞いたり、保護者の方に助言をいただいたりしながら進めていきました。

稲かりでは、キッチンバサミをつかって刈ることに挑戦!鎌より安全なので、子ども達は自分たちでコツを掴み、次々と刈っていきました。「みんな一度は刈ってみよう。」と声をかけるといつの間にか、刈る人、干す人に自然と分かれて作業をすることが出来ていました。数日好天に恵まれていたので、順調に乾燥が進んでいると思っていた矢先、「チュンチュン」という鳴き声が・・・。なんと、大事なお米をスズメ達が狙っているではありませんか!よく見ると、すでに数ヶ所突かれた後が!そこで慌てて室内に取り込みました。

 

 

乾燥まで進むと、次は脱穀です。手作業でする脱穀はというと・・・。

こちらもインターネットで調べてみると、『割りばしで挟んで取る方法』と『お椀を使った方法』が出てきました。子ども達にどちらの方法で脱穀したいか聞いてみると、「どちらも試してみたい。」と答えが返ってきたので、両方試してみることにしました。

〇割りばしを使う方法

割りばしは割れている側を少し広げて稲穂を隙間に挟み、稲の茎を引っ張ると、もみが外れて取ることが出来ます。試してみると、割りばしを広げる時に広げすぎて割りばしが割れてしまい、挟みづらくなってもみが取りにくいということがわかりました。

〇お椀を使う方法

お椀は子ども達の手にフィットしやすいように、小さめの物を用意しました。稲穂の根元にお椀を下向きにかぶせて、お椀を押し付けながら稲の茎を引っ張るともみが外れていきます。こちらは、うまい具合に楽にもみが取れることに気づきました。

「割りばしを使って取る方法」 「お椀を使って取る方法」

作業を進めていると、Kちゃんが「お椀を2個使って、お椀同士を重ねて稲を引っ張るやり方の方が外れたもみを集めなくてもお椀に落ちるから楽だよ。」と教えてくれました。実際に試してみると本当にその通り!取れたもみを集める作業が無くなり、効率よくなりました。さすが小学生、素晴らしい発見です。

全ての稲の脱穀を終えるには数日かかるだろうと思っていましたが、みんな初めてのことに興味を持ち、「私もやりたい、僕もやりたい。」とたくさんの子ども達が、『やってみる→やってみると出来る→出来ると楽しい→楽しいから作業のコツも掴んでいく→効率もアップする!』という連鎖が起こり、あっという間に脱穀を終えることが出来ました。「楽しい。」、「この作業好き。」とという声も多く聞くことが出来ました。もみを外しやすいように稲を短くカットする人、もみを稲から外す人、と役割分担もされていて、その手際の良さにも感心させられました。「まだお米食べられないの~。」と言う子ども達もいましたが、「昔の人は全部手作業でやっていたなんて凄いね。」と大変さも実感しました。稲刈り、脱穀ともに経験した子ども達。その日の日記に書く姿も見受けられましたよ。

白いお米として食べるためには、「もみすり」→「精米する」という作業がまだ残っています。おいしいお米を食べるために、あともう少し頑張ります!

(文責:白井)

夏休みの様子(後半)

長かった夏休みも終わり、2学期が始まりましたね。夏休み後半の子ども達の様子をお知らせします。

〇「スライム作り」

8月18日に、スライム作りをしました。紙コップと、混ぜるための割りばしを1人1個ずつ準備し、始めに作り方の流れを説明して、さあ、製作開始!

テーブルごとに「洗濯のり」→「色水」→「ホウ砂水」の順番で紙コップに分量を入れていきました。色水は、「赤」「青」「黄」の3色準備しましたが、単色だけでなく色を混ぜて作る子も多く、紫や緑、オレンジも人気でした。

固まってきたスライムを早速手に乗せて、「わあ!気持ちいい。」、「ひゃあ!すごく伸びる。」など声をあげながら感触を楽しみ、色合いや固さの違いを感じることができました。そして、仕上げにキラキラのビーズやラメも足して、自分だけの「オリジナルスライム」が完成しました。

〇「ピタゴラスイッチ」

雨の多い夏休みの後半。高学年の男子はピタゴラスイッチ作りにはまっていました。いろいろな形の積み木を使って、高度な製作です。素晴らしい出来栄えに、低学年の子ども達はどうなっているのか興味津々で見学していました。遊び一つにしても、内容が深まったり、より高度な遊びに発展したりということが、低学年から高学年まで一緒に過ごしていることで、自然と身についていく環境下にあるのだなと感じました。

低学年もチャレンジ中です!

 

 

〇「出前講座(室内運動会)」

8月24日は、県の青少年研修センターの方を方を招いて、出前講座で「室内運動会」を保育園リズム室で行いました。室内で出来る運動会!9人と8人ずつの3チームに分かれて、感染対策のためマスクをし、水分補給もしながら戦いました。

小学生が対象ということもあり、少し難しい構成となっていて、ただのかけっこではない、ただのボール転がしではなくラグビーボールを使う!という内容で、扱いに苦労する子もいましたが、自分が経験してみて「両手で転がした方がいいよ。」、「まっすぐ転がしてみて。」など転がし方の工夫を伝えたり、どんぐりの皿移しでは「2個取りしたら早いよ!」、「集中して頑張れ。」など、上手くいく方法をアドバイスする声掛けが多く聞かれました。チームによっては2回走ったり、2回競技をしないといけなかったりすることもありましたが、その都度誰が走るか、誰がアンカーになるかなどを話し合いで決めていて、それぞれのチームワークと、協力して1位を目指して頑張る姿は素晴らしいものでした。

レクレーションとはいえどもやっぱり”運動会”。応援している時や、自分の順番が回ってくるのを今か今かと待っている時も、ついつい飛び跳ねてしまうほど興奮し高揚し、とても盛り上がり楽しい活動となりました。

コロナ禍で活動を取り入ることにも制限がある中、子ども達の生き生きとした表情からも、今回出前講座をお願いして本当によかったと思いました。(文責:白井)

 

お米プロジェクト~田んぼ観察~

8月下旬の土曜日を使い、6月に植えた田んぼの稲や周辺の生き物がどのように変化しているのを観察しに行ってきました。

※田植えの様子はコチラをご覧ください→ 【お米プロジェクト~田植え~】

 

前回はアフタースクール・まふぃん錦ヶ丘・まふぃん上之園の3事業所合同での活動でしたが、感染症拡大予防のため、今回はアフタースクールとまふぃん錦ヶ丘の2事業所での実施となりました。

 

事前に、田んぼの観察に行くにあたり、『どうしたら感染予防をしながら安全に観察を行うことができるか』を話し合うと、

【園バスの中では換気をする】

【唾が飛ばないように静かに話す、距離をあけて座る】

【手洗い・マスク着用を行い、バスに乗る前も消毒する】

など、様々な感染予防についての意見が出てきました。

当日参加する子達以外も話し合いの中で意見を出してくれて、普段からご家庭で話をしていること、日常生活の中で意識していることがよく分かりました。

 

田んぼ観察でのねらいは大きく分けて3つ。

○稲の観察を通してお米作りや田んぼに興味を持つ

○「本物の自然」体験を通して生き物の観察や発見をする

○調べる学習を通して、観察の気づきを学びに広げていく

 

田んぼの観察する中で、稲の成長を予想し、実際に目の当たりにすることで新たな発見や気づきを得ること、稲や生き物の変化から季節の移り変わりを感じることなどができたら最高ですね。

 

観察をする前の準備と予測

まずはバス移動の時に、3~4人で1チームになり、チームリーダー、生き物観察係、稲の長さを記録する係を決めてもらいます。また、稲の長さを調べる時に‟メジャーを使って測る”か、‟園芸用の支柱を使って測るか”を選んでもらった所、2つあるチームはどちらも園芸用の支柱を選んで行いました(正確な長さは後から測ります)

6月に比べて稲がどれくらい大きくなっているかも聞いてみたところ、「こーーーんな大きくなってると思う!」と両手いっぱい広げて笑顔で教えてくれる姿もあり、表情からも楽しみにしていることが伝わってきました。

 

 

稲と生き物観察スタート

あたり一面に立つ青々とした稲を見て「すごーい!」「めっちゃ伸びてる」と驚きを隠せない子ども達。なかには「稲のプールみたい」と可愛らしい表現をする子もいました。

 

 

早速、近くに行って稲の長さを観察・記録していきます。

 

 

 

 

 

支柱自体はメジャーと違い、真っすぐ測ることができますが、150㎝ほどあるので扱いに困る様子がありました。

 

 

 

 

 

すると、長さ調べ担当だった子が「一人じゃできないから手伝って」と同じチームの子にお願いをしていました。「一緒にしよう」と笑顔で答え、役割分担して手伝ってくれる他の子達。みんなで取り組んだことでとてもスムーズに測ることができました。

 

 

 

 

 

 

観察の場所を変え、今度は田んぼの脇のあぜ道を注意しながら歩いていると、足元にいる生き物を次々に発見していきます。

 

 

 

 

「茶色いカエルがいっぱいいる」

「赤いトンボが飛んでるよ」

「バッタが葉っぱ食べてる!」

など、生き物の種類の他に色や動きにも注目し、近くの友達や職員と自分が見つけた生き物を報告し合う様子が見られました。

 

そんな中で子ども達は

「前はオタマジャクシがたくさんいたのに、今はカエルの方が多いね」

「(ジャンボタニシの)ピンクの卵が前よりも少なくなってた」

という意見もあり、6月の時と比べて生き物の数や様子が変化し、稲と同じように生き物も成長していることに気づいたようでした。

 

 

また、先程の長さを観察した場所と違い、花が咲いて稲穂がなっているのも発見しました。

ちょうど茎の間から稲穂が出ていました!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんでこっちの田んぼだけ花が咲いているんだろう」

「向こうよりも水が多いのはなんで?」

と自分達が気づいたことに対しての疑問がつきない様子の子ども達でした。

 

 

 

今回の田んぼ観察で、稲や生き物を中心にした『本物の自然』を自分達の目で見て、手で触ることにより、子ども達自身から新しい発見、そして疑問に繋がっていく様子がありました。

その場で答えが出ないこともありましたが、この『なぜ?どうして?』という気持ちを大事にして調べて行くことで、気づきを学びに変えていけるようにしていきたいと思います。

 

ちなみにアフタースクールに帰りついた後に事前に測っておいた支柱をメジャーで測りました。

現地で何㎝ぐらいか予想してもらった時は「40㎝くらいかな」と話していましたが、実際にメジャーで図ってみると80㎝ほどあり、思っていた以上に大きいことに驚いたり自分達の身体に合わせたらどこら辺かと調べてみる様子も見られました。

 

さあ、次に田んぼに行くのは10月。いよいよ稲刈りです。

田んぼや稲、生き物や周りの景色がどう変化をしているか、そこで子ども達がどんな反応を見せ、何に気づくのか…!いろいろな予想を立て、期待感を持って取り組んでいけるようにしていきたいと思います。

 

 

お米プロジェクト担当:今屋

夏休みが始まりました!

いよいよこども達が楽しみにしていた夏休みが始まりました。41日という長い休みとなりますが、前半のこども達の様子をお伝えします。

 

「当番」

連日40人前後のこども達が登所してくるので、こども達にも協力してもらおうと今回初の試みで「当番制」で一日を過ごすことにしました。学校でいう日直と同じ役目です。毎日、異学年4,5人ずつで当番をしています。

〇朝の会の司会、進行

〇そうじ場所の振り分け

〇給食の準備、片付け

〇外遊びに行く際の先導と人数確認

〇片付けや準備の声掛け

などいろいろと役割があります。登所すると進んで動いてくれる子もいれば、司会を恥ずかしそうにしている子、号令をかけることをためらっている子などそれぞれありますが、協力しながら頑張っている姿が見受けられます。特に給食後のお皿の片付けは、当番でない子も手伝いに入ってくれて、自主性の育ちに感心します。「ありがとう,とっても助かるよ。」と感謝を伝えると、ニッコリ、得意げです。全員一巡して2回目に突入しましたが、変わらず当番の仕事を頑張ってくれています。

 

「製作活動」

7月29日にボタンアクセサリー作り、8月5日にプラ板作りをしました。どちらも希望者のみのでしたが、始めは「やらない!」と言っていた子も、製作しているのを見て、「やっぱりやりたいです。」と言ってきて、ほとんどのこども達が参加しました。自分のために作る子もいましたが、弟や妹、家族にプレゼントする!という子も多く、あげる人の好みや好きなキャラクターを考え、あげた時の喜んだ顔を想像しながら作っていました。特にプラ板は、細かく上手に絵が描けていても、トースターでの焼き具合で出来が変わってくるので、「上手に焼けますように・・・」とトースターの前で祈りながら中を覗いている姿が多く見られて、遊びの一環とはいえみんな真剣そのものでした。そして、出来上がりを見たときの嬉しそうな顔!とっても可愛らしかったです。早速、ボタンアクセサリーは髪を結んだり、腕に付けたり、プラ板もチェーンを付けて筆箱に付けたり、リュックに付けたりしていました。翌日、作った物を家族にあげて「喜んでくれたよ」と反応も教えてくれました。

「防犯教室、避難訓練」

7月28日に防犯教室、8月6日に避難訓練(火事)を実施しました。

防犯教室では、「いかのおすし」の標語の確認をし、戸外で声をかけられた子のフリップを見せて、どのように行動したらいいのかを考えました。対処方として

〇「児童クラブに行くので行けません」と伝える。

〇防犯ブザーを鳴らして逃げる。

〇お店の人や近くを歩いている人に「知らない人が付いてきている」と伝える。

〇交番に行く。

という声があがりました。また、アフタースクールや家庭に帰った時や、アフタースクール前で不審者に遭遇したらどうするか?という事についても意見を出してもらいました。「アフタースクールと、あえて明確な名前を言わない」、「個人情報を教えない」という意見も出てきて、こども達の防犯意識の高さに感心させられました。長期休みは、家でお留守番をする機会や出掛ける機会も増えるので、今回の防犯教室が活かされればと思います。

また、今回の避難訓練はキッチンの「冷蔵庫の漏電による火災発生」という想定で訓練をしました。朝の会で事前に知らせていたこともあり、パニックになることもなく避難をすることが出来ました。普段から実際の避難の仕方や避難場所を把握し、本当に火事になった時に「命を守る行動」をとれるようにしておくことが重要だ、ということを認識する良い訓練となりました。

 

「朝の活動の様子」

午前中は、学習と外遊びの2グループに分かれて45分ずつ活動しています。学習では、学校の宿題やドリルをしたり、作文に取り組む子もいます。外では、砂場で水路を作って水を流し壮大な遊びに発展させたり、一輪車の練習に励んだり、虫取りに走り回ったりと汗をいっぱいかきながら思い思いに楽しんでいます。暑い日が続き、外での活動が制限されるなかではありますが、今後も熱中症に気を付けながら外遊びの活動も取り入れていきたいと思います。(文責:白井)