お米プロジェクト~田植え~

6月中旬、まふぃん、まふぃん錦ヶ丘、アフタースクールの3事業所が合同で田植えを行いました。

慣れない土の感触や田植えの手順に悪戦苦闘しながら、参加した全員が稲を植えることができました。空き時間には田んぼ観察を行い、田んぼに生息する生き物も見つけ、普段はできない自然との触れ合いの他、子ども同士の交流を図ることもできました。

 

田植えをするにあたって、大きく3つのねらいを立てました。

・田植えを通して、泥の感触や自然に直接触れることができる

・田植えの手順を知り、指示を聞いて植えることができる

・バス移動や田植えに関わる活動を通して、他事業所の子ども達や地域の人と交流ができる

 

普段はできない田んぼでの自然体験。

地域の方に協力をいただき、初めて会う友だちと「自然」というフィールドを通して生まれる交流。

一人ではできない体験となりました。

 

田んぼにレッツゴー!

場所は、認定こども園錦ヶ丘の園長先生が所有する鹿児島市山田町にある田んぼ。

総勢26名の子どもたちが、2班に分かれて田植え、田んぼ観察まで行いました。

アフタースクールとまふぃん・まふぃん錦ヶ丘。初めて顔を合わせる子どもたちですが、いつもと違う雰囲気に賑やかな笑いが飛んだり、いつもより控えめな様子の子も…。

帰るまでに仲良くなれるかな??

 

現地について、挨拶を済ませたら早速田植えと田んぼの観察を開始します。

 

田植えに苦戦!?(笑)

 

「さあ、それでは田んぼに入ってください!」

合図と同時に田んぼの中に足を入れていきますが・・・

「うわっ」

「なんかぬるぬるしてる!」

「足が動かない、先生助けて!」

と大騒ぎです。

 

バケツ稲で田んぼに近い感触のもと、手で植える経験(練習)はしてきましたが、足の感触まではバケツ稲では経験させてあげることが出来ませんでした。

これこそ本物の自然に触れてみないと分からない体験ですね。

「大丈夫?」

自然と友だちを気遣う高学年の姿に、私たち大人も感心しました。

「大体5本ぐらいを手に取って、土の中に植えてください!」

指示を聞きながら、職員お手製の「田引きロープ」の目印を頼りに植えていきます。

が・・・。

なかなか上手に植えられません。

バケツ稲と違い

土がやわらかい・深くてどこに植えたらいいのかわからない 等

バケツ稲の時には経験できなかったことです。

 

 

 

 

こんな道具も使いました!土を均して植えやすいようにしました♪

 

 

 

あんなに騒いでいた子どもたちも「稲を植える」ことに夢中になり、初めて泥に足を付けた時の騒ぎは嘘のようになくなっていました。

また、「ここに植えていいよ」「ここも植える?」と子どもたち同士の交流も自然と会話しできているようでした。

 

田んぼには何がいるかな?

さて、こちらは観察チームの様子です!
生き物の写真付きボードを使い、田んぼの中の生き物を探していきました。

あぜ道?そんな疑問も田んぼの生き物を見つけてみよう!

と田んぼの周りを歩いていると

「これ!オタマジャクシだよね?」

「あー、見て!このタニシ大きいよ!」

「葉っぱにピンク色の卵がついてる。これ何の卵?」

などなど。

夢中になって観察していきます。

梅雨時期のあぜ道がぬかるんでおり、歩く度に足元を取られてしまうこともありました。

これもまた体験して初めて味わう感覚だったと思います。

 

みんなでおにぎり🍙

子どもたちが田植え・田んぼの観察をしている頃・・・

職員が軽食のおにぎりを握りました。

田植えが終わってさあ軽食時間!

みんなで一緒に「いただきまーす♪」

 

一仕事終えた後のおにぎりは格別だったことでしょう。みんないい表情で食べていました。

「次は自分たちで収穫したお米でおにぎりが作りたい!」そんな声も聞こえてきました。

 

「会ったのは今日が初めて」という子どもたちも田植えや田んぼの観察、おにぎりを一緒に食べることを通じて交流が生まれたのでしょう。

「また田んぼの観察の時に会おうね!!」そんな会話をする姿も見られました。

 

お米作りプロジェクト開始から約2ヶ月。

私たちの想像以上に、子どもたちが田植えに興味・関心を持ち取り組んでいる姿を見て嬉しく思います。

「お米を育てて自分達で食べる!」という一つの目標に向かうなかで

苦手なことにもチャレンジし、自然と友だちとの交流もできる子どもたちの姿に改めて成長を感じる1日でした。

 

さて次は、8月に稲の成長を見に行きます。

子ども達がどんな反応、発見をしてくれるか…今から楽しみです。

 

お米プロジェクト

担当:今屋

食品ロスについて考えました

最近、新聞やテレビなどのメディアでもよく耳にするようになった「SDGs」や「食品ロス」と言う言葉。アフタースクールでは、そういったことにも興味や関心を持ってもらおうと、まふぃんとともに米作りを進めています。その予習として、「食品ロス」について子ども達と話し合いをしました。

 

そもそも「食品ロス」とはどういう意味なのか?と聞いてみると、低学年の子ども達は「わからない、知らないなあ。」と返ってきました。するとさすが高学年!「ロス」と言う言葉の意味を「残すこと、無駄にすること、食べ物を粗末にすること」と教えてくれました。

それを踏まえて、今自分たちができる事は何か?と言うことについても意見を出し合いました。

○ ちゃんと全部食べる。

○ 少し減らして食べきれる量だけつぐ。

○  頑張って食べきる。

○ アフリカに送る。(飢餓や食糧難で苦しんでいる人のために)

○ 味変にする。

○ 嫌いなものもがんばって食べる。

と、子ども達一人一人が考え、様々な意見を出してくれました。

その出し合った意見を書いた紙を貼っていると、いつの間にか意見が増えていたり、思いついたことが書き加えてあったりと、食品ロスに関して意識が高まってきたかな?と感じることができました。さらに、飲み切れないお茶を捨てようとしたり、食べきれずにおやつや軽食を残そうとする子に「それは食品ロスだよ、気をつけて!」と声をかけていたことに感心しました。子ども達の中に、この「食品ロス」と言う言葉が入っていて、意識し始めていることに新たな成長を感じました。

また、ある日の午後。給食でご飯を炊いた時のこと。思った以上にご飯が残り、職員同士でどうしようか…と考えて3時のおやつを「おにぎり」にすることを提案してみました。すると「自分たちで作りたい!」と1、2年生の女子を中心におにぎり作りが始まりました。「何してるの〜。」と数人ずつ参加者が増え、出来上がったおにぎりは一口大のおにぎりですが、なんと73個!3時のおやつに1人2個ずつ食べることが出来ました。お菓子もいいけど、自分達で作ったおにぎりはまた一段とおいしかったようです。これも立派な食品ロスに対する行動のひとつですよね。

このように、私たちの生活の中に密接に関わってくる食品ロスの問題ですが、私達大人も将来を担う子ども達のために、そして未来の地球のために、今できることをできることから意識して取り組んでいこうと思います。そして、この意識を持って「お米作り」にもチャレンジしています。その様子もお楽しみに。

 

 

 

 

 

 

 

 

雨の日の様子

今年は、平年より19日も早く梅雨入りとなり、雨の降る日が続いていますね。

そんな雨の日のアフタースクールの子ども達は、どのように過ごしているのかというと‥。

 

女の子の間では、毛糸編みやミサンガ作りがちょっとしたブームになりました。『ミサンガ』は、叶えたい願いを込めて編むので、真剣な顔で作っていました。出来上がると、早速手首や足首に付けて嬉しそうに見せてくれます。どんな願い事を込めたかは教えてくれませんが、(人に教えると叶わなくなるそうなので)「切れるまで付けておくんだよ」と教えてくれました。私も、小、中学生の頃ハマっていたので、何十年経っても心ときめくものは同じなんだなあと懐かしく思う事でした。いつの間にか、玄関付近の壁にも作品が飾られていましたよ。

 

また、ある日のひとコマ。3年生が1年生に紙芝居を読んであげている姿が見受けられました。ちゃんと絵が見えるようにと、体の向きを考え、速さも考えながら読んでいる姿に「お世話をする側になったんだな」と、3年生の成長を感じとても微笑ましく思いました。こうして学年の枠を超えて過ごせるのも、子ども達にとって良い刺激や学びとなっています。

 

他には、お絵描きや折り紙、レゴブロックや積み木で個人で思い思いに、また数人で共同で作品を作って過ごしています。時には、試行錯誤の上、絵本まで製作した子もいました。数時間で作り上げるところは、製作意欲と創造力に驚かされます。そして、作品が出来上がると「先生写真撮って〜。」と言って来ます。

 

 

他にも、本を読んで過ごしている子ども達もたくさんいます。もともと、アフタースクールの子ども達は進んで読書をしていますが、雨の日が続くと特に本を読む良い時間となっているように思います。アフタースクールに置いてある本を何度も熟読する子、学校の図書室から借りてきた本を読む子もいますが、特に人気なのは、職員が市の図書館から借りてくる真新しい本です。「うわっ、これおもしろそう!」、「おっ、このシリーズ知ってるけど読んだことなかったんだよね。」などと言いながら手に取り、じっくり読む姿が見受けられます。本を読む習慣が身に付いているのはとても良いことなので、この時間も大切にして欲しいと思います。

 

このように、いろいろと雨の日も思い思いに過ごしていますが、やはり外遊びが大好きな子ども達。ちょっとでも雨があがると、「先生、外に行きたーい!」と言って来ます。梅雨時期の貴重な晴れ間や雨の止んだ間には、思いっきり外遊びを楽しみつつ、これから続く雨の日の室内遊びも工夫して過ごしていけたらと思っています。(文責 白井)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

令和3年度 アフタースクール錦ヶ丘スタート!

新年度になり、早いもので一ヶ月が過ぎました。

今年度は新1年生が11名入り、総勢44名のスタートとなります。1年生の子達は、ピカピカのランドセルを背負い、毎日元気に帰ってきており、2年生以上の子達も去年とは違う先生や友達のことを楽しそうに話してくれています。

今回は、子ども達がこの1ヶ月をどのように過ごしてきたのかをお伝えしたいと思います。

 

 

1年生にとっては、何もかもか新しいことだらけの新学期。大きなランドセルを背負い、毎日元気に「ただいまー!」と帰ってきてくれます。

おやつを食べている時には、ほっとするようで

「僕の先生は男の先生だったよ」

「学校には教室がいっぱいある!」

「授業で算数をして楽しかった」

など、みんな思い思いのことをたくさん職員に教えてくれます。

 

また、慣れない生活に困ったり疲れを見せたりする子もいますが、そんな時、率先して動いてくれるのは2年生達。

自分達が去年経験したことを思い出しながら「どうしたの?大丈夫?」と話しかけ、職員に教えてくれたり話を聞いてあげたりすることもあり、1年生をサポートする姿を見せてくれます。大人が入っていかなくても子ども達同士で解決する手段や方法を探りながら、こうやって成長していくのでしょうね。

 

 

また、1年生は上級生のしていること、遊んでいることにも興味津々です。

“何を使っているのか、何を作っているのか”をじっと見つめ、自分達でも同じようなものを作る場面があります。一人の力ではなかなか上手くできない時には「ここを変えたらいいんじゃない?」「それよりもこの大きさのブロックを使った方がいいよ」などと近くの友達と一緒に考えながら作っていました。上手くいかないこともありますが、試行錯誤しながら作っていくことで言葉での伝え合い、お互いの意見の調整をすることができていたように思います。

また、アフタースクールでは土曜日や長期休暇を中心に、掃除場所を決めて掃除にも取り組んでいます。

すっかり慣れている上級生たちは、決められた場所に向かい、スムーズに終わらせていきます。そこで、上級生には一年生とペアになり、掃除の方法を教えてもらいました。

掃除を始める時には“どうやって教えたらいいのかな…”という顔をしていた上級生の子もいましたが、今までずっと取り組んできたことなので手順はすっかり覚えています。

掃除機をかける時には机を上げてから行うこと、遊び道具の棚は決められた場所に綺麗に片付けること、トイレ掃除は見えている所だけでなく裏の方も掃除することなど、職員が言わなくても自分達で教えてくれる姿に頼もしさを感じました。

 

 

今年度は昨年度同様に、様々な場面で話し合いを設けていきます

『みんなが過ごしやすくなるためにはどうしたらいいか』

『自分達がしたい活動をするためには何を準備したらいいか』

など、疑問や質問が出た時に話し合いを行い、全員で考えるようにしていきます。40人ほどいる中でいろいろなことを決めていくのでスムーズに決まらないことも多いとは思いますが、子ども達自身の意見や気づき、時には折り合いをつける経験をしながら、なるべく全員が納得して解決していけるようにしていきたいと思います。

 

感染症の終息もまだ見えない状況ではありますが、アフタースクールでは、できる限り子ども達や保護者の皆様が安心して過ごすことができるようにしていきたいと思っています。何かありましたらお気軽に職員までご相談ください。

また、集団生活を送る上で各ご家庭にご理解・ご協力をいただく場面も出てくるかとは思いますが、どうぞよろしくお願い致します。

交流会〜豚汁作り、体を動かそう〜

12月26日に保育園の卒園児、年長児との交流会に参加しました。自分達で豚汁を作って、保育園園庭で玉入れや鬼ごっこ、ドッジボール等で体を動かし、最後は作った豚汁とおにぎりを食べながら、話は弾み子ども達の仲も深まり、楽しい時間となりました。

 

豚汁作りでは、切り方の名前を低学年が高学年に、意味合いなど教えてもらいながら切る場面も。

『イチョウ切りって?』

『イチョウの葉っぱの形に似た切り方だから、イチョウ切りって言うんだよ』

『そうなんだ〜。』

学びになったようです!

そして、牛蒡を切るときには全員が初めての『牛蒡の笹がき』を体験。

『鉛筆削るみたいにね〜』

と支援員から教えてもらい、初めは危なっかしい手つきもすぐにコツを掴み、キレイな笹がきになっていました。

 

 

園庭では、子ども達から提案された遊びを実施。玉入れ・綱引きは2グループに分かれて対決。ゲームとは言え、子ども達も勝負には真剣。負けてしまうと落ち込む様子を見せる1年生もチラホラ。すると、高学年が

『これは、遊びなんだから』

『勝負だから仕方ない』

など、励ましたり気持ちの切り替えを促す、言葉かけをしてくれていました。

最後はドッジボール。得意な4年生も、相手が1年生や年長児という事もあり、投げ方や強さを考慮してくれ、みんなが楽しめることが出来ていました。

 

体を思いきり動かした後は、みんなで作った豚汁を実食。美味しい食事に話も弾み、食欲も増し、沢山おかわりしてくれました。やっぱり、自分達で作ったものは美味しさも格別のようです。

 

今年度、2回目の交流会。子ども同士の距離感も近くなったように感じます。これからも、この距離感を保ちながら、遊びや活動・空間を共有していけるようにして、楽しんでいきたいと思います。(文責:中江)

シール探しゲーム

先日、雨が降った土曜日の午後にシール探しゲームを行いました。

床や壁、テーブルの脚や裏側まで使って行い、普段見ない所までよく観察して探してもらうことで、一人ひとりの注意深く物を見る力をふんだんに発揮してもらいました。後半はチーム戦で行い、隠すチームと見つけるチームで別れての対戦。時折ヒートアップしてしまうこともありましたが、相手に見つからないようにどこに隠すか相談したり届かない時に背の高い上級生にお願いをしたりする姿を見て自然と協力して頑張っていました。

 

雨の降る中、いつもだったら隣接する保育園の園庭に行く時間も室内で過ごすことに。

それならちょっとしたゲームを…と思い、シール探しゲームを行うことにしました。

 

必要な道具は数色のビニールテープだけ。四角く切って近くの壁や床や置いてあるものに貼るだけ、というとってもシンプルな遊びです。

ルールは「置いてあるものを動かさない=触ったり見る角度を変えたりして探す」です。

いろいろな色のテープを切ってもらいました。

 

第1ゲームは職員が隠す役になって、まず床に貼ってきます。

テーブルの横や棚の隅に隠すだけなので、これはすぐに見つけることができました。制限時間を3分設けていましたがあっという間に見つけてしまい、「なんだ、簡単じゃーん」という子ども達。

床を触りながら発見していきます。

 

それならということで、第2ゲームは壁やテーブルの脚、棚の側面に貼っていきます。

先程は余裕の表情だった子達も見る角度が変わるだけで少し難しい様子。

特に同じような色をした場所に貼ってあるものに関しては凄く近くにいるのに「どこー⁉」と困惑した表情で制限時間いっぱい使ってようやく見つけていました。

 

そして第3ゲーム。今度はテーブルの裏や階段の裏など、普段は目を向けない場所に貼っていきます。

動かしてはいけないルールなので、自分の身体を動かしてのぞき込むしかありません。

「あ~○○君の探し方いいなぁ」なんていうと全員一斉にしゃがみ込み、いつもはしないであろう姿で一生懸命探し出します(素直ですね☆)

結局制限時間いっぱいになっても見つからず、職員から答えを聞くと悔しそうな顔をしていました。

 

そんな中、今度は子ども達から「自分達も隠したい!」という意見が出たので、チーム戦にして『隠す、見つける』をしてもらいました。

自分達がさっき経験したことを基に、相手にいかに見つからないかを考えながら隠しますが、飾り棚の上や張り紙の裏など絶対に見つからない場所に隠そうとするので「それじゃあ分からないよ」というと、しばらく考えて相談した結果、『半分見えるようにして隠す』ことに決めたようでした。

 

また、上の方に隠しているのは小さな1年生では届きません。そんな時はどうするのかな、と見ていると、自然と背の高い上級生の子を呼んで「○○ちゃんが取って」とお願いしていました。チーム内での役割をしっかりと理解した連係プレーでしたよ。

届かない所は高学年の子にお願い!

 

結局、おやつと掃除を挟んで2回目を行い、計2時間ほどこのゲームを楽しみました!子ども達の興味・関心・集中力には脱帽ですね。

 

ただ遊ぶだけでなく、今回のような子ども達からの発言を受けて遊びを変化させたり、相手のことを考えた行動や協力して取り組んでいけたりするような遊びをこれからもどんどん行っていけたらと思います。

 

アフタースクール錦ヶ丘

文責:今屋

演奏会

11月21日土曜日に、錦ヶ丘保育園リズム室で【リトルチェリーズ演奏会】が行われ、アフタースクールのの子ども達も聴きに行きました。生演奏の迫力ある音に少し緊張感を持ちながら、聴いていた子ども達。時間が経つにつれて音楽に合わせて体を揺らしたり、手拍子したり。自然とリズムを体でとる子ども達の姿が印象的でした。

 

会の途中、「自由に好きな楽器に触れていいですよ」と楽団の方が声をかけてくれました。最初は遠慮気味に少し離れた場所から見ていた子ども達も、楽団の子が「これ、吹いてみる?」と聞いてくれ、積極的に楽器に触れることを楽しめていました。

 

《ベースに触れてみた》

予想以上の重たさにビックリ!する子も。指の動かし方を教わる子も。

 

《トロンボーン吹いてみた》

吹いても吹いても音が出ない!音を出す難しさを痛感!!

 

《ドラム叩いてみた》

シンバル・太鼓部分の音の違いを楽しんでいました。

 

今日の演奏会をきっかけに、『楽器への興味・演奏してみたい』という気持ちが芽生える子もいるかもしれませんね。

耳で聴いて、身体で感じて、実際に楽器に触れて、奏でて。音楽を心から楽しめる時間となりました。

(文責:中江)

子ども達の作品

 アフタースクールでは、日々子ども達がレゴブロック・折紙などを使って様々な作品を作り上げます。子ども達なりに満足いく作品が出来上がると、

『先生、これ写真とって!』

と、嬉しそうに言いにきます。自分たちなりに、創造力と表現力を豊かに発揮し作り上げる作品は、とても素敵です。今回は一部ですが紹介したいと思います。

 

まずはレゴブロックを使った作品。アフタースクールにあるものは小さいパーツの物。 細かいパーツを巧みに組み合わせて作っていく子ども達。配色にもこだわりが見られます。自分の創造力を生かした作品もあれば既存の物やキャラクターをレゴで表現することも。細かいパーツだからこそ細部にまでこだわって完成できるようです。

 

【ドラえもん】

 

【ポケモン】

 

【創造の作品】

 

折紙作品は、複雑な折り方のものも集中して、何度も本を見ながら完成させていました。中には、折紙を何枚も使い大きい作品を作りあげたり。本通りの作り方ではなく、工夫を凝らした折紙がたくさんです。

 

 

【参考にした本】

 

このように、子ども達は遊びながら頭の中で創造と想像をフル回転させ、様々な作品を仕上げ、私たちを楽しませたり、驚かせたり。そんな周りの表情や感想を、自分の中の自信や達成感に変えて、また新しい作品へと繋げていくんでしょうね。

これからも、子ども達一人一人が発想を思う存分膨らませながら、遊びの中で製作・作品作りを楽しめるよう、環境を整えていきたいと思います。また、新しい作品出来上がったらご紹介しますね。

(中江)

子ども達の変化

 今まで話し合いをしても、大人が少しお手伝いをしていた部分がありましたが、最近では子ども達が司会進行、書記と分担し話し合いを進めています。子ども達も自分の意見や思っている事を伝えられるようになってきておりますが、その中で今後の課題が見えてきたような気がします。

 

9月のある土曜日、1日の流れを話し合う中で、3年生のN君が記録係になり司会進行を決める際、N君から

N君 「ぼく、記録だから4年生が司会してもらっていいですか?」

4年生 「ええ−!N君が一緒にすればいいじゃん。」

 

4年生は恥ずかしがり屋が多いのか、譲り合いが続きます。4月から時折アフタースクールに入りながら、少しずつですが自分の気持ちや考えをみんなの前で伝えることが定着する中、まだ人の意見を聞き、疑問に思ったことを問うという部分が難しいようでした。そして、話し合いを進行していく上で考え進めていくことが子ども達自身も難しさがあるようでした。

 

疑問に思うことがあったら、お互い納得行くまで話し合いをし、様々な考え方があることを知り、そして折り合いをつけていくことで人を思う気持ち、自分の気持ちのコントロールができていくのだと思います。

 

その力は、子ども達が成長して大きな社会で生き抜くために必要不可欠なことだと感じます。

 

 

その時の話し合いもどうにか3年生のN君も記録しながら、4年生のサポートをしどうにか1日の流れを決めることができました。

 

子ども達一人一人ステップアップしているので、意見を言い合える環境、自分の思いを伝える環境を提供しながらアフタースクールでは話し合いの場を大切にしていきたいと思うのです。

子ども達が未来で生き生きと生きていくために!    文責:古市

本棚を整理しています。

掃除タイム!

アフタースクールでは、長期休暇や時間のある時に子ども達全員でアフタースクール内外の掃除を行なっています。自分達が任された場所を時間いっぱい綺麗にする子ども達。本当に見ていて清々しいものがあります。

 

 

夏休み期間は、特に一日の時間も長く、午後のおやつの後に掃除をすることが子ども達との話し合いで決まっていました。

例えば、掃除の場所は

室内・・・『掃除機をかける、洗面台を洗う、トイレを磨く』

室外・・・『靴箱を掃く、駐車場の草を抜く、プランターの草花に水をかける』

といったことがあります。

 

まず掃除を行う前に、午後の会で誰がどこを担当するのかの話し合いタイム。

自分で決めた場所で一生懸命取り組んでもらいたいので、それぞれ掃除をしたい場所に手を挙げて立候補してもらいます。子ども達の中にも好みの掃除場所があるようで、多い時には一つの場所に5~6人の希望者が集まることも!

 

そういった時には、すぐ大人が介入するのではなく、ある程度自分達で話し合ってどうするかを決めてもらいます。

でも大体の子は今までの経験の中で解決する方法を知っているので、

「やったことない人にさせてあげたら?」という意見や

「この前やったから別の所でもいい」という変更を申し出てくれる子も出てきます。

子ども達自身に考えてもらい、話し合いや譲り合いで結論を出してもらうことで、『大人が言うからする』という受け身な行動ではなく、『自分達で決めた所を納得した上で取り組む』といった自発的、主体的な行動に繋がります。実際、その方が何倍もしっかり丁寧にしてくれます。

 

一方で、同じ場所を掃除したい気持ちから学年で固まってしまうこともありました。しかし、そうなると掃除の仕方がまだ分からない一年生達がどうすればいいのか戸惑ってしまうので、時折“上級生&一年生”でペアやグループにして「やり方を教えてあげて」とお願いすることもありました。

 

最初は「えー」とか「教えるのは…」といった意見が目立つ上級生たち。

「まあまあ、よろしく頼むよ」

とお願いしつつ始めてもらうと…道具の使い方や順序などを結構細かく教えて、テキパキと動いてくれるんです!

おもちゃは帰る、おもちゃ箱。

上級生によるお手本披露!

今年度からアフタースクールに携わることになった私は、昨年度から引き継がれているであろうこの姿に驚き、本当に感心しました。

本棚はこうやって綺麗に並べるの。

隅々まで忘れずにね。

時には教えるのに熱が入りすぎて「そうじゃないってー💦」という声が聞こえてくることもありますが、それほどまでに意欲的、かつ、一生懸命取り組んでいることをとても嬉しく思います。上級生の熱心な教えを受ける一年生の子達も、「ここは、どうすればいいの?」と一つ一つの場所を確認しながら隅々まで綺麗にしてくれていました。みんなありがとう!

 

 

4月からのブログでもお伝えしている部分はありますが、

今年度のアフタースクールは

上級生と下級生での助け合い

相手の様子や状況を見て考える、行動する

自分達の力を使って、やりたいことに意欲的に取り組む』など

周囲の人と話し合ったり協力し合ったりして達成するということを目標に掲げています。

 

もちろんこれだけの人数がいて、学年も違うので、一朝一夕にはできません。

しかし、同じ空間で時間を共にすることで少しずつ、その雰囲気や流れを共有できているように思います。

 

さあ!今度は秋冬に向けて何をしようかと考え中です。

楽しいこと、たくさんするぞー!!

 

アフタースクール錦ヶ丘 今屋