お家にいるような・・・
キッチンでおやつや18時以降の軽食の準備をしていると、
「先生、何してるの?」
「今日のご飯は何?」
子ども達がキッチンを覗きに来ます。特に1・2年生が来ることが多いです。
少し前のこと。軽食でサンドイッチを作った時にパンのみみを切り落とし、もったいないからバターとシュガーで炒めました。すると甘〜い匂いが室内に充満。すぐに1年生が匂いに気づき
「なんかいい匂いがする」
「何作ってるの?」
と、2、3人がキッチンに集まってきました。パンのみみを炒めながら1年生との会話を楽しんでいると、他の学年の子ども達も気づき
「何してるの?何か食べてるの?」
加わってきます。
炒めたパンのみみは、5分もせずにみんなで完食でした。
私も子どもの頃、台所から何かいい匂いがしたり、母が何か作業をしていると、「今日のご飯は何かな?」「何してるのかな?」「ご飯作るの手伝おうかな〜」など考えながら、遊びの手を止めて台所に行ったものです。台所ってお母さんもいるしいい匂いはするし、なんか子どもながらに安心する場所だったな〜って思うんですよね。アフターの低学年の子ども達もそんな気持ちを抱きながら、キッチンにいる私たち大人との会話を楽しんでいるのかな・・・と感じたりもします。
現在アフタースクールには約40名の児童が在籍しています。「家にいるような・・・」「家庭的な雰囲気を・・・」というものを目指してはいるのですが、40名の児童が過ごすためには、家で過ごすような・・・とはいかず、いろいろと決まりもあります。そんな中でも、学校から帰ってきた疲れを少しでもリセットして、安心して過ごせるよう、子ども達が好きそうな物を作ったり、キッチンで一緒に軽食を作りながら会話を楽しんだりなど、出来る部分で家にいるような安心感を子ども達と感じられたらと思っています。
今日から6月。今日は子ども達が帰ってきたら、梅雨時期の過ごし方・5月の振り返り(困ったこと、嫌だったこと、楽しかった遊びなど)を話し合おうと思います。
(文責:中江)