子ども達の変化

 今まで話し合いをしても、大人が少しお手伝いをしていた部分がありましたが、最近では子ども達が司会進行、書記と分担し話し合いを進めています。子ども達も自分の意見や思っている事を伝えられるようになってきておりますが、その中で今後の課題が見えてきたような気がします。

 

9月のある土曜日、1日の流れを話し合う中で、3年生のN君が記録係になり司会進行を決める際、N君から

N君 「ぼく、記録だから4年生が司会してもらっていいですか?」

4年生 「ええ−!N君が一緒にすればいいじゃん。」

 

4年生は恥ずかしがり屋が多いのか、譲り合いが続きます。4月から時折アフタースクールに入りながら、少しずつですが自分の気持ちや考えをみんなの前で伝えることが定着する中、まだ人の意見を聞き、疑問に思ったことを問うという部分が難しいようでした。そして、話し合いを進行していく上で考え進めていくことが子ども達自身も難しさがあるようでした。

 

疑問に思うことがあったら、お互い納得行くまで話し合いをし、様々な考え方があることを知り、そして折り合いをつけていくことで人を思う気持ち、自分の気持ちのコントロールができていくのだと思います。

 

その力は、子ども達が成長して大きな社会で生き抜くために必要不可欠なことだと感じます。

 

 

その時の話し合いもどうにか3年生のN君も記録しながら、4年生のサポートをしどうにか1日の流れを決めることができました。

 

子ども達一人一人ステップアップしているので、意見を言い合える環境、自分の思いを伝える環境を提供しながらアフタースクールでは話し合いの場を大切にしていきたいと思うのです。

子ども達が未来で生き生きと生きていくために!    文責:古市